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ワシントン 虹のパレード昔と今

2015年07月22日

 ゲイやレズビアンらLGBTと呼ばれる性的少数者によるパレードが、私の自宅近くでも行われた。協賛企業なども含め170のグループが2時間以上にわたって練り歩き、数十万の観衆が沿道を埋めた。

 パレードの先頭は、軍旗を掲げた衛兵だ。ブラスバンドが続き、性的少数者の警官も誇らしげに行進した

 車に設置したお立ち台の上でゲイの2人が抱き合うと、観衆から歓声が上がった。性的少数者の尊厳を象徴するレインボーフラッグが沿道のあちこちで揺れた。

 同じパレードは世界各地で行われているが、ワシントンでは今年で40回目。地域社会にすっかり定着し、市民は楽しみにしている。

 米国ではかつて、同性愛は解雇の理由になり、刑罰の対象でもあった。パレードの参加者も市民の敵意にさらされて恐怖を味わったという。

 それが徐々に変わり、今や市民意識の変化は押しとどめることのできない大きなうねりになっている。連邦最高裁が同性婚に合憲判決を下した直後、自宅周辺にある教会の鐘が一斉に鳴り響いた。 (青木睦)

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