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英ロックアーン 紛争地イメージ払拭

2015年07月31日

 「北アイルランドには長い戦争の歴史がある。そのため美しい観光資源は世界に知られていなかった。それをサミットが変えてくれた」

 英国北アイルランドの中心都市ベルファストの西約100キロ。ロックアーンのホテル「ロックアーン・リゾート」の支配人アンドリュー・フィーレンさんがしみじみ語った。来年の開催地、三重県の鈴木英敬知事が視察に訪れたときのことだ。

 2年前にロックアーンで主要国首脳会議(サミット)が開かれたことで、紛争地イメージは払拭(ふっしょく)され、観光地としての認知が高まったのだと。

 小島がいくつも浮かぶ湖に囲まれ、まぶしいほどの芝が周囲に広がる。厳しい日差しと激しい雨が数時間ごとに替わる天気を除けば、保養地にふさわしいのどかさだ。

 激しい内戦を繰り返しながらも、英国残留を選択した北アイルランド。宗教間の対立は今も続くが、目立った衝突は鳴りをひそめている。「北アイルランドが観光地として知られるようになり、勇気をもらった」とフィーレンさん。知名度アップの自信だけでなく、平和への思いも強く感じた。(岩佐和也)

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