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米タイソンズコーナー 名ぜりふ引用に賛否

2016年02月16日

 これはもう米国の歴史的イベントと呼んでいいだろう。昨年末の「スター・ウォーズ」シリーズ最新作「フォースの覚醒」の封切りのことだ。ワシントンの映画館は連日全席完売。1日に延べ30回も上映するバージニア州タイソンズコーナーの巨大複合映画館に希望をつないだが、やはりチケットは残っていなかった。

 いよいよ2016年の大統領選イヤーの幕開けで候補者選びがヒートアップする米国。昨年末の民主党テレビ討論会ではヒラリー・クリントン前国務長官(68)までが討論の最後を「フォースと共にあらんことを」と映画の決めぜりふで締めくくり、会場を沸かせた。映画の中で正義のために戦う騎士に「健闘を祈る」という意味で使われる言葉で、皆の了解事項だ。

 そんな宇宙が舞台のドラマに対し、保守派の一部から「テロリスト誕生の物語ではないか」と主張する声が上がる。辺境の砂漠に暮らす主人公が過激思想に取り込まれ、テロリストとして厳しい訓練を経て帝国を攻撃する-。悪役側の視点から物語を読み直した。選挙一色となる政治の季節は、ややこしい季節でもある。 (斉場保伸)

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