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ソウル 友好 食の交流に続け

2016年02月21日

 ソウルの国立民俗博物館で日韓の食の交流を紹介する展示「飯膳の交わり」が開催された。植民地時代に広まった調味料「味の素」の広告、両国の料理に関する市民へのインタビュー映像などの多彩な展示が行われていた。

 辛子明太子(めんたいこ)の原型は韓国から日本に、インスタントラーメンやトンカツは日本から韓国に伝わり、大衆に根付いたという。「電気炊飯器が伝わり、韓国ではご飯のお焦げを食べる習慣が減った」とか。食の交流が互いの文化や生活に深い影響を与えてきたことが見て取れた。

 インスタントラーメンは朝鮮戦争の後、日本の「明星食品」が韓国の「三養食品」に製造技術を提供。今では韓国は一人当たりの年間ラーメン消費量が世界1位だ。見学していた韓国人の男子小学生は「ラーメンが大好きなので、日本から伝わって良かった」と笑顔で語った。

 昨年末に慰安婦問題の決着に合意した日韓政府だが、両国内に反発があり、関係改善に進むかは見通せない。国交正常化から半世紀を超えた今年、対立を克服し、貢献を感謝し合う関係に向かうスタートの年になることを祈った。 (島崎諭生)

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