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米パームビーチ まぶしいトランプ評

2016年05月20日

 「わが第2の家」。米大統領選の共和党指名候補争いに挑んでいる不動産王のドナルド・トランプ氏(69)がそう誇る、米南部フロリダ州パームビーチの邸宅を見に訪れた。

 白い壁にオレンジ色の屋根が南国の日差しに映える。青空の下にヤシの木が揺れる前庭はサッカーができそうな広さだ。まさに豪邸。ニューヨークを拠点に富を築き、常夏のフロリダに別宅を構える。これぞ典型的なアメリカンドリームか。

 高級車が行き交う沿道から写真を撮っていたら、警備員が近寄ってきた。「ここはプライベートゾーンだから」。口元に笑みをたたえながら、目は笑っていない。日本でいえば会員制リゾート地なのだろう。やれやれだ。カメラをしまい、公共物であるはずの海岸へ向かった。

 トランプ氏を近隣の住民はどう見ているのか。海岸を歩いていたホテル清掃員の男性(44)は「評判はいいよ。地域に多額の寄付をしてくれるし」。近所付き合いは上手らしい。

 だが、こうも加えた。「でも彼の政策は怖い。素人が権力を持ったら危険だろう」。陽光と青い海。そして彼の言葉もまぶしかった。(石川智規)

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