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パリ 新たな歴史 来年こそ

2016年07月15日

 パリのローランギャロスで開かれたテニスの全仏オープン。日本の錦織圭選手は今年も去年と同じセンターコートで敗れた。圧倒的なアウェーの中、またもフランス人選手に。

 今年、錦織選手を苦しめた伏兵は「雨」だった。最後となったベスト8をかけた試合。第1セット序盤は幸先よくスタートしたが雨が激しくなり、中断。再開したが、流れが一気に相手に傾いてしまった。

 「ボールが重かった」。こう会見で切り出した錦織選手。雨水を含んだボールが持ち前の鋭く正確なストロークを阻んだ。「フィーリングが合わず、ミスが出てしまった」。錦織選手は淡々と敗因を分析した。

 手応えを感じて臨んだという今回の全仏。「ベスト4や決勝に行ける可能性を感じていた」。口調は落ち着いていたが、悔しさがひしひしと伝わってきた。

 昨年のベスト8は実に82年ぶりの快挙だった。「錦織にはいつも歴史がついて回る」。ある記者はこう日本の若きエースを評した。国民の期待を一身に背負う重圧はあるだろう。だが、来年こそは目撃したい。センターコートで高々とカップを掲げる姿を。 (渡辺泰之)

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