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パリ 浴衣のパリジェンヌ

2016年08月23日

 たこ焼きやかき氷などの屋台が並び、その間を洋服姿に交じり、浴衣のフランス人や日本人が行き交う。七夕の短冊が彩りを添えていた。

 パリ中心部にある「パッサージュ・デ・パノラマ」。屋根付きの「パッサージュ」は市内に点在するが、パノラマは1799年に造られたパリ最古のアーケード。全長130メートルの歴史あるパッサージュが6月の休日に「夏祭り」の舞台に変身した。

 なぜここなのか。パノラマは昨春、同じくアーケードがある名古屋の円頓寺商店街と姉妹提携を締結。2013年から「パリ祭」を催してきた円頓寺商店街が、提携をパノラマに持ち掛けて実現した。

 「こっちでも、何かできないか」。パノラマ側の提案に、両者の提携に尽力した在仏35年の田中清治さん(70)ら有志で企画し、昨年、初めてイベントを催した。今年も在パリ邦人らが参画。雅楽や三線(さんしん)の披露もあり、大いに盛り上がった。

 田中さんは語る。「夏祭りは日本の庶民の文化。フランス人はもちろん、日本を離れて暮らす子どもたちにも体験してほしかった」。花の都の手作り夏祭りにほっこり。 (渡辺泰之)

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