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ポーランド・オシフィエンチム 大戦の記憶再訪誓う

2016年09月08日

 せっかくワルシャワに出張したからには、ナチス・ドイツの収容所跡、アウシュビッツ博物館を訪れたかった。帰路の航空便を近郊のクラクフ発に変更。取材が一段落して、ウェブサイトで段取りを調べて、焦った。夏季の午前10時~午後3時の間は、予約制のガイドツアーでしか入場できないという。

 ツアーは時間帯、言語ごとに1日数十件用意されるが、訪問前日に残っていたのは、イタリア語とポーランド語の各1枠だけ。3時以降に行くしかない。

 クラクフからバスで2時間、シラカバの森を通り抜けて到着すると、そこには長蛇の列。整理券を渡されて中に入ったのは4時半近く。ガイドブックを買って45分で一巡りし、帰りのバスに飛び乗って、空港のチェックインに滑り込んだ。無計画な自分を悔やんだ。

 入場者数は年々過去最高を更新し、昨年は170万人。2000年の3倍以上だという。若い世代が意外に多く、バスの隣はポーランド人の10代男子グループだった。大戦の記憶は風化せず、刻み続けられている。

 感想を語るのは、再訪した時にしたい。行かれる方は、準備を怠りなく。 (小嶋麻友美)

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