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中国・海南島 接客「伸びしろ」あり

2016年11月02日

 夏休みで中国最南端のリゾート地・海南島を家族と訪れた。青い海で高波とたわむれ、水上バイクも初体験。宙を舞うパラセーリングは「あなたの体重では無理」と断られた。

 それはともかく、旅行で驚いたのがホテルの接客だった。フロントや清掃担当らの誰もが対応が素早く、常に笑顔で「ありがとうございます」「他にご用は?」。日本では当たり前でもこの国では非常に珍しい。

 そもそも中国の商人は「客に笑顔を見せない」という伝統がある。価格交渉で駆け引きをした末、不満げに「仕方ない。その値段で折れましょう」と客に押し切られたように振る舞うものという。

 さらに社会主義中国が誕生して以降、働いても働かなくても給料が同じ時代が長く続き、市場経済が進んだ今も「客が優先」という意識が乏しい。

 海南島ではホテル間の競争が激しいのか、外国人客が多いためか、ともかく接客態度の良さに「やはり、やればできるんだ」と実感。経済成長が減速し、「中国限界説」も飛び交うが、この国の「伸びしろ」はまだまだありそうだ。 (平岩勇司)

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