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ロンドン 官邸猫 冷徹な「公務」

2016年11月11日

 英国のエリザベス女王のお気に入りは犬のコーギーだが、官公庁で重用されているのは猫たちだ。首相官邸の「ネズミ捕獲長」でおなじみのトラ猫ラリーに続いて、外務省は今春、黒白タキシード模様の「パーマストン」を同じ職で採用した。財務相官邸も最近、黒猫「グラッドストーン」を迎え入れた。

 みんな動物愛護施設にいた元迷い猫たち。ソーシャルメディアでは3匹の様子が連日取り上げられ、ラリーの非公式ツイッターアカウントは9万人以上がフォローする。

 政府のイメージ向上に貢献している3匹だが、本業はネズミ退治。首相官邸が建てられたのは17世紀。古い建物が多い英国で、ネズミの侵入は頭痛の種だ。新入りグラッドストーンは1カ月で6匹捕まえて、「冷徹な殺し屋」の名をとどろかせているとか。

 自宅のマンションでも最近、ネズミが出没しているという。管理会社によると、近所の小学校で建て替えが始まって、一斉にこちらに逃げ込んできたらしい。幸い私の部屋では遭遇していないけれど、万一に備えて「ネズミ捕獲長」を起用しようかな。 (小嶋麻友美)

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