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バンコク 時差通勤仕事に意欲

2016年12月28日

 バンコク名物、朝夕の渋滞は中心部だけでなく、郊外もひどい。三井住友海上火災保険タイ支店のスーワンナーさん(30)の通勤時間はバス、鉄道を乗り継いで2時間。始業時刻が午前8時半だったころは、午前6時半に自宅を出ていた。

 それでも「遅刻するんじゃないかと、毎朝ドキドキでした」と言う。自宅から最寄り駅までの道路はいつも渋滞し、雨が降ったりするとバスが動かなくなってしまう。あきらめてバスを降り、自腹を切り割高なバイクタクシーに乗り換えることも。遅刻を繰り返したら、ボーナスが一部カットされるためだ。

 渋滞解消を目指すトヨタ自動車の現地法人の呼び掛けに応じて、三井住友海上は今年1月から時差通勤制の試行を開始。スーワンナーさんは始業時刻を午前9時にした。「30分遅らせるだけで遅刻の心配が減り、ゆったりとした気分で仕事を始められる」とうれしそう。

 会社側が心配した規律の乱れもなく、高樋毅支店長は「従業員たちのやる気を引き出せたことは大きい。トヨタさんに背中を押してもらってよかった」と喜んでいる。

 (山上隆之)

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