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エジプト・アラメイン 戦没者墓地で考える

2017年01月18日

 赤い花が咲く欧州の公園のような場所に、白い墓が整然と立ち並んでいた。第2次大戦で命を失ったイギリス兵らが埋葬された戦没者墓地。エジプト北部の地中海に面するアラメインは第2次世界大戦の激戦地だ。

 ドイツ軍中心の枢軸国側はアフリカ北部を東に向かって進攻。イギリス軍などの連合国側はアフリカ北東部に位置するエジプトで立ちはだかった。

 双方は1942年にアラメインで衝突。連合国はこの戦いでの勝利をきっかけに反転攻勢を強めることになる。アラメインは、第2次大戦の「関ケ原」とも言えそうな場所だ。

 戦いでは、各国に1000人単位の戦死者が出ている。アラメインには、イギリス以外にドイツ、イタリアそれぞれの戦没者墓地も存在していた。

 いつの時代も戦争や紛争は避けられないのだろうか。異国の地で眠り続けるイギリス兵の墓を前に、答えは見つかりそうもないとの思いが浮かんだ。

 アラメインからわずか数百キロ東のシナイ半島では、過激派組織「イスラム国」(IS)系グループが活動している。数百キロ西のリビアは内戦状態が続いている。 (中村禎一郎)

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