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北京 違法駐車 庶民の味方

2017年02月16日

 北京では片側2車線や3車線の道路だと、歩道寄りの車線が駐車場代わりになっていることが多い。路上で管理員が立ち、ドライバーから1時間10元(約170円)程度の料金を取る。

 この管理員、実は公務員でも何でもなく、勝手に道路を駐車場にして金を稼いでいる。「収費管理員」と書かれた制服は自分で作ったもの。市民も承知しており、支局の運転手は「正規の駐車場が少ないから、仕方ない」と説明する。確かに、日本のコインパーキングのような駐車場は見かけない。

 「それに、ここなら警官から違法駐車の取り締まりを受けない」と運転手。違法駐車業者と警官が癒着していると庶民は思っているが、それで摘発を免れるならOKという感覚だ。負のトライアングルというか・・・。

 最近、自宅近くの違法青空駐車場が一掃され、北京市が路上駐車スペースを整備した。しかし、スペースが狭く駐車時間も限られ、利用者の評判は「違法駐車場の方がよかった」。

 「上に政策あれば下に対策あり」は中国でよく言われる言葉だが、庶民の「対策」の方が「政策」より評判がいいようでは頼りない。 (平岩勇司)

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