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ソウル 映画が一服の清涼剤

2017年05月04日

 アニメ映画「君の名は。」が韓国でも大好評だ。観客数は350万人を突破し、日本映画の最高記録を更新。「観客が300万人を超えたら再訪韓する」との約束を守り、新海誠監督がソウルで記者会見したことも話題になった。

 韓国にも質の高いアニメはある。主人公のペンギンが仲間とドタバタを繰り広げる「ポンポンポロロ」や、自動車が変身・合体して戦う「ターニング・メカード」が映ると、子どもらはテレビにかじりつく。絵は美しく動きもスムーズだ。

 なのになぜ日本アニメがもてはやされるのか。「ジブリ博士」を自任する韓国人は「韓国アニメは幼児のものだと思われている」と読み解いた。確かに前出の2作品も子ども向け。だからこそ、大人が感動できる日本や米国のアニメが人気を博している、ということらしい。

 また、新海監督は韓国を「隣の家のような身近な国」と表現し、ヒットの背景に文化的共通点の多さがあると分析した。いずれの理由にせよ、ギスギスする最近の日韓の間で、映画が一服の清涼剤になっていることに少しほっとしている。 (上野実輝彦)

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