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中国・張家口 くまモンがスキー!?

2017年05月22日

 少し前の話だが、北京市内からバスで3時間かけ、河北省張家口市のスキー場を訪れた。2022年北京冬季五輪の公式会場だ。北京周辺は雪は降っても積もらないため、スキー場は100%人工雪。山々が連なる中、1つの山だけ真っ白なのは不思議な光景だ。

 「スキー愛好家は人口の1%ぐらい」と言うほど中国でスキー文化はまだ浸透していない。このスキー場も大きさに比べ客が非常に少ない。何分間も他の客を見ずに滑る時もあり、「貸し切り」気分を味わえた。

 角度のある中級コースで転倒したら、後ろからスノーボーダーが来た。なんと、熊本県のキャラクター「くまモン」の着ぐるみを全身にまとっている。「なんでくまモン? それより危ないでしょ!」。混乱する私の横を颯爽(さっそう)と滑っていった。

 くまモンは中国でも人気があり、若い中国人男性が着ぐるみの口の部分から外を見て滑っていた。スキー場職員は「注意するのは自分の仕事ではない」という感じで誰も指導しない。客も職員も「管理が厳しそうで意外に自由、もしくはルーズ」という中国社会を象徴しているようだった。 (平岩勇司)

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