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ベルリン 夕食はあっさり志向

2017年05月31日

 ドイツ人や英国人など、外国人の男性と結婚した日本人女性の昼食会に、唯一、日本人の夫を持つ妻が参加した。

 「国際結婚は夫婦間で習慣なども違って大変でしょう」と妻が一同に問うと、「とんでもない。今さら日本人男性とは結婚できませんよ」という声が一斉に返ってきたという。

 いわく、欧州では男女平等の観念が強く、家事も公平な役割分担があり、妻が過重な負担を強いられることがない。

 とりわけ重要なのは夕食の支度。独、英の夫とも簡素を好み、日本の一汁三菜といった凝った献立を用意せずに済む。あるドイツ人夫は「カルテスエッセン(火を使わない冷たい食事)がいい」と妻に頼み、週に何度かの食卓ではハムやチーズを切って並べるだけにしている。

 伝統的なドイツ家庭ではこうした夕食が一般的で、昼食でこってりした肉料理などを食べた場合、夜は軽く済ませたい人が多いという。

 そうなのかと合点しても、夫が簡単な料理を頼む家庭があると知って仰天した。帰宅後の妻はうらやましがることしきり。凝った料理の依頼はしづらくなった。 (垣見洋樹)

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