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サンフランシスコ 桜祭りに半世紀皆勤

2017年06月22日

 米サンフランシスコ日本町の桜祭りが4月、2週末にわたって行われた。今年で50回目。始まったきっかけは、ホテルを含む商業施設「ジャパンセンター」の完成だった。地元の団体が日本舞踊、和楽器、武道、工芸などを紹介し、日本文化祭の様相を呈する。毎年日本からいろいろな団体が参加する。「桜の女王」の選考会もある。

 50回の祭りにただ1人“皆勤賞”の人がいる。名古屋市東区出身の舞踊家、花柳道弥=本名・久保田道子=さん(88)だ。

 道弥さんは、戦後日本に通訳として送られていた日系2世と結婚。夫の帰国に伴って1954年に渡米した。以来、サンフランシスコ湾の対岸の町オークランドの自宅をけいこ場に、日本舞踊の普及に努めている。現在の生徒は日系3~5世、大学生や社会人だ。

 道弥さんによると「桜祭りが始まってすぐのころは、3日間だけの催しで、今のように盛大ではなかった」という。「大きくなって、関係者の皆さんも大変ですね」と、舞台裏の労をねぎらった。

 今年の最終日はあいにく雨だったが、それでも何万という人出だったようだ。 (岡田幹夫)

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