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プラハ 異国の街で息抜きを

2017年07月21日

 中世ヨーロッパのたたずまいを残す古都プラハ。赤瓦屋根の家並みや14世紀に建設された壮大なカレル橋の眺望に、期待のスプリンターも心を癒やされたという。

 陸上男子100メートルで、日本人初の9秒台が待たれる桐生祥秀選手をプラハの大会で取材した。練習の合間を縫って街を散策し「プラハはいいですね」と語った。

 17歳で日本歴代2位の10秒01を出してから、ずっと注目を浴びてきた桐生選手。世間の関心はもっぱら「記録を出すか、出さないか」。プラハでの10秒11は21年前なら日本記録だが、取材陣はつい「もの足りないですか」と聞いてしまう。

 「毎回毎回記録を更新できればいいと思うんですけど、そんな人は多分、陸上界にいない」。桐生選手の言葉に、21歳が背負う重圧の強さを感じた。

 陸上漬けの日々はさぞや大変だろうと想像される。だからこそ、異国の街並み、食べ物、出会いなどをぜひ楽しんでほしい。そして、つかの間のやすらぎを闘志の再充電につなげてほしい。そんな体験ができるのも、重圧と戦う立場にいる選手の特権だと思う。 (垣見洋樹)

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