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韓国・高陽 自動車への思い 格別

2017年09月14日

 製造工程を忠実に再現するロボット、エンジンの構造が暗闇に幻想的に浮かぶパネル、ラリー車のレースを疑似体験できるアトラクション…。ソウル近郊の高陽(コヤン)市にある現代自動車の展示館「現代モータースタジオ」は、さまざまな先端技術を披露する小さなテーマパークのようだった。

 開館は今年初め。4年の工期を経て、敷地面積1万6000平方メートルもの広大な空間に技術の粋が集められた。自動車大国を自任しながら、韓国に専門の博物館がなかったことが、建設のきっかけになったそうだ。

 ベビーカーや食堂が完備されて、子連れもゆっくり楽しめる配慮がなされている。「親子連れの来館も多い」(広報担当)といい、家族サービスが必要な私や韓国の親たちには、お手軽な行楽地にもなりそうだ。

 日本車の影響を受けてきた韓国車は近年、技術力を高め、米政府の調査で、ハイブリッド車の最高燃費を現代の車が記録したことがある。今なお結婚の条件として、男性が車の所有を求められることも。自動車に対して韓国人が抱く誇りや愛着は強い。展示館もその表れにほかならない。 (上野実輝彦)

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