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北京 肌で感じる成長の訳

2017年10月04日

 5年ぶりの北京赴任で気付いたのは、青や黄色、オレンジと白の自転車が街中にあふれていることだ。登録した人が誰でも利用できる「シェア自転車」という。乗り捨て自由。交差点や道端の植え込みに色とりどりの自転車が、放置されている。

 早速アプリをダウンロード、保証金を支払って試した。QRコードをスマホで読み取るとカギが開く。どこで乗り捨ててもカギをかけるだけで、とても簡単。バックパック1つで北京に来た1989年、自転車の洪水に驚いた時の感情を思い出す。

 到着翌日、あいさつした友好紙・北京日報の趙靖雲副社長は「ネット時代のニュースアプリもそうだが、シェア自転車は秩序の面では問題はあるものの、急速に発展している」と話す。「黒車」と呼ばれる白タクを呼び出すアプリも人気。庶民に支持されるシステムは当局も時に黙認する。

 北京市では先月末、業者が衛星利用測位システム(GPS)で監視し、指定区域外に止めた場合、信用ポイントを減らして料金を倍にする案も出た。まず事を始め、足らない部分は修正する中国の成長ダイナミズムを肌で感じた。 (安藤淳)

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