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北京 原付きの未来 ここに

2017年10月16日

 世界の自動車メーカーが電気自動車の開発・販売にしのぎを削る中、中国の都市部では電気モーターで動く二輪車が当たり前となっている。

 二輪車は「電動車」と呼ばれ、免許不要。ヘルメットをかぶらずに気軽に自転車感覚で乗る人が多い。着脱式バッテリーを自宅のコンセントでフル充電すれば、走行距離は30キロほどになる。1台1800元(約3万円)ほどから入手できる価格の安さも人気の要因。逆にガソリンで走るバイクはまれだ。

 最近は折り畳み可能なキックスケーター式や、体の重心を移すことで前進や後退ができる小型セグウェイのような電動車まで現れた。道路ではなく、若者たちがスマートフォンを見ながら、ショッピングセンターや地下鉄駅構内を走り回っている。

 最近、日本のある二輪車メーカーが、かつて人気だった原動機付きバイクの車種を生産停止にした。「いずれ日本産の50ccバイクはすべて電動化されるだろう」と予想する業界関係者もいる。

 今の中国が日本の将来を映し出しているとは思わない。だが、日本が電動車時代を迎えた時、生活は一変している予感がする。 (秦淳哉)

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