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ソウル 人も役所も改名文化

2017年12月05日

 「チェ・ソウォン」と聞いてピンとこなくても、崔順実(チェスンシル)被告といえば、「ああ、朴槿恵(パククネ)前大統領の女友達」と思い出す人も多いのでは。韓国で裁判が続いている崔被告は、3年半前に順実からソウォンに改名し、法廷ではソウォンが使われている。

 実は「順実」も改名した名前だ。崔被告だけでなく、韓国では一般人もよく改名する。大法院(最高裁)が2005年、厳しかった改名の審査を容易にする決定を出して以降、年間15万件ほどが認められている。

 改名の理由は、運勢を上げるためだったり、どうしても気に入らなかったり。朴被告のスキャンダルが発覚した昨秋以降、全国のパク・クネさんから改名申請が相次いだという。

 改名が容易なのは、人だけではないようだ。行政安全省は7月に行政自治省から名前が変わった。この役所は1998年以降に5回も改称している。組織改編を伴うが、内務省→行政自治省→行政安全省→安全行政省→行政自治省→行政安全省という変遷は、安易すぎる感じも。

 「大統領が代わると組織名が変わる」とある韓国人官僚。今回、勤務先の改称はなかったとほっとしていた。 (境田未緒)

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