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ロシア・ウラジオストク サービス“改装”せず

2017年11月13日

 ロシアの極東の街ウラジオストクでは、一時期よりは減ったとはいえ、9割方、右ハンドルのままの日本の中古車が走る。東京から直行便でわずか2時間半。それでも街並み、行き交う人は異国情緒が漂う。日本の旅行会社は「日本からいちばん近いヨーロッパ」とPRする。

 極東の活性化を狙うロシア政府も観光客の呼び込みに力を入れる。8月から、インターネットで手続きできるようにウラジオストクへの入国査証(ビザ)を簡素化。ロシア極東発展省によれば、約1カ月間で14カ国の2000人近くに発給され、日本は中国に次ぐ全体の2位の764人に上った。

 観光需要をあてこんでか、9月に出張で泊まったホテルも内装がきれいにリフォームされていた。しかし、外面と違う実情も。受付の担当者は、交換用のトイレットペーパーを求めた日本人旅行者に「取り置きがない」とけんもほろろ。朝食ビュッフェで皿やコップがまったく見当たらず、ウエーターに3、4度頼んでやっと運んできた。

 サービスはまだ欧州並みとはいかず、「これもロシア流」と楽しむ心の余裕が必要なようだ。 (栗田晃)

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