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ソウル 横行する「報復運転」

2018年02月16日

 「ソウルでは絶対に運転しない」。あらためて心に誓ったのは先日、路線バスに乗っていたわずか10数分間に、2件の交通事故を目撃したからだ。2件とも物損事故のようだったが、うち1件は路線バスが乗用車に追突し、乗客が降りていた。

 前任地は、日本一運転マナーが悪いともいわれる名古屋。ただ、バスが急発進や急停車をすることも、タクシーが高速道路以外で時速70キロ以上を出すことも、車を運転していて警笛を鳴らすことも、鳴らされることも、ほとんどなかった。韓国では、よくある。

 2016年の韓国の交通事故死者数は4292人で、人口が2倍の日本の3904人より多かった。もっとも、01年には事故死者は8000人を超えていたので、韓国も官民を挙げて努力はしている。

 日本では東名高速道路での痛ましい事故で注目された「あおり運転」も、韓国では多い。「報復運転」と呼ばれ、厳罰化を進めているが、昨年は一日当たり6人が検挙された。半数近くの人が報復運転をされた経験があるという調査も。

 やはり韓国での運転には、覚悟が必要だ。 (境田未緒)

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