2018年03月01日
出張から戻る広東省広州市の空港で緊急事態に見舞われた。搭乗券を発券し手荷物検査場前に行くと、女性係員に「搭乗券とパスポートの名前が違う」と言われ、入場を拒否された。
なぜかと思い、搭乗券の名前を見てみると、ローマ字の表記が日本語読みではなく、中国語読み(ピンイン)だった。私の名前は「アントンチュン」とピンインの表記になっていた。
係員にパスポートの署名の漢字を見せ「読んでみて」と伝えると「アントンチュン」と発音したが、かたくなに拒否。仕方なくこの便をキャンセルし、券を買い直して北京に戻った。
発券した大手旅行サイトに苦情を言うと、中国語のサイトでネット予約した際、名前欄にローマ字を書かなかったことが理由という。「漢字で書いた」と言うと「中国人は漢字でもいいが外国人はだめ」と言われた。
もっと納得がいかなかったのはカスタマーセンターの対応。日本語は流ちょうだったが「あなたの常識が足りないんです」とまで言われる始末。しかし、往路の搭乗券を確認したら、なんとピンイン表記。空港ごとに安全基準が違うのか、大目に見てくれたのか・・・。 (安藤淳)