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バンコク 2拍子が日タイ結ぶ

2018年03月15日

 「ポーンラーン」と呼ばれる木琴の高い調べに合わせ、踊り手が生き生きと跳ぶ。タイ東北部(イサーン)の伝統舞踊に、いつしか引き寄せられていた。

 12月中旬、タイ国日本人会がバンコクで開いた盆踊り大会に、タイ国立舞踊学校カラシン校のメンバーが招かれていた。

 テンポが上がっても演奏や舞は乱れない。エンディングがピタッと決まり、大きな拍手が起きた。日本側は徳島県の阿波おどりのグループが参加。伝統舞踊の競演は見応えがあった。

 大会関係者によると、2つの踊りはともに2拍子。イサーン舞踊の音運びには、どこか演歌や民謡風の懐かしさを覚えた。

 年末の盆踊り大会は日タイ友好を目的に、2年に1度を基本に続く。日本なら季節外れだがタイは乾期で心地良い。2017年の日タイ修好130周年を締めくくる行事となった。

 来場者は約1万人。日本人駐在員だけでなく、浴衣を身にまとったタイ人も多かった。

 16年、タイを訪れた日本人観光客は140万人。来日したタイ人は90万人に上る。互いの文化への理解が深まるように願いつつ、大会の最後を飾る花火を見上げた。 (北川成史)

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