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タイ・アユタヤ バーチャル日本人町

2018年05月14日

 タイ中部の古都アユタヤにある「日本人町跡」に目玉ができたと聞き、出かけた。最盛期の17世紀、日本が江戸時代のころに1500人程度の日本人が住んでいた。頭領の山田長政が活躍したことで知られる。

 跡地にはこれまで博物館や日本庭園などが整備されてきた。今回、日タイ交流窓口の泰日協会が中心となり、リニューアルを実施。バーチャルリアリティー(VR)技術を使い、往時の風景を再現する「ストリートミュージアム」を導入した。

 早速、試してみた。まずスマートフォンに専用アプリをダウンロード。衛星利用測位システム(GPS)と連動しており、跡地内の各地点でかざしてみた。朱印船貿易で栄えた町並み、着物姿で行き交う人々…。その場所に合った精細な立体画像がスマホ画面に、360度のパノラマで浮かび上がった。

 タイでは初めての試み。2月下旬に現地で開かれた記念式典にはワチラロンコン国王の妹、シリントン王女も出席し、手にしたタブレットの画像に見入っていた。資金協力した日系企業の関係者たちは「ここを訪れる観光客は間違いなく増える」と期待を語った。 (山上隆之)

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