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バンコク デモ、どうにかなる

2018年07月04日

 タイ気象局が5月下旬、雨期入りしたと発表した。雲行きが怪しいと思った途端に、土砂降りになる。道路がみるみる冠水し、身動きが取れなくなることも。そんな雨期が首都バンコクでは10月まで続く。

 タイの軍事クーデターから4年となった5月22日は気象局の宣言前にもかかわらず、雨期のような日だった。総選挙の年内実施を求めるデモ隊と、バリケードを築いて行く手を阻む警官隊のにらみ合いが続いていたとき、雨が降り始めた。

 話は変わるが、かつて勤務していた金沢市は「弁当忘れても傘忘れるな」と言われるほど天候が変わりやすい。おかけで取材用バッグに折り畳み傘を入れておく習慣が身についている私は、慌てて傘を広げた。
 デモ隊はというと、多くがその場を離れ、近くの軒先に避難。お昼時だったこともあり、無料の弁当が配られた。しばらくして雨がやむと、戻って再びにらみ合いが始まった。

 参加者らはほとんど雨を気にしていない様子。降れば降ったで、雨宿りして弁当を食べている。タイ人の気質を表す有名な言葉がふと浮かんだ。「マイペンライ(大丈夫、どうにかなる)」 (山上隆之)

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