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タイ・レムチャバン 思いやる姿勢は不変

2018年08月06日

 タイ中部レムチャバンの三菱自動車タイ工場で累計生産台数が500万台を達成した。6月上旬の記念式典で、出席者に配られたパンフレットに目が留まった。カルロス・ゴーン会長が三菱マーク「スリーダイヤ」入りの制服姿で登場している。

 私が経済部で自動車業界を担当し、三菱自を取材したのは12年前。日産・ルノーのゴーン氏が今では三菱の「顔」にもなっている。時代の変化を感じざるをえない。

 式典には益子修・最高経営責任者(CEO)が出席し、12年ぶりに直接お話を伺うことができた。前回はリコール隠し問題で経営不振に陥り、閉鎖方針だった岡崎製作所(愛知県岡崎市)の存続を決めたころ。インタビューで私が岡崎出身だと伝えると、益子氏は「岡崎の従業員の頑張りには非常に感謝している」と答えた。

 今回は電気自動車(EV)の現地生産の見通しを会見で聞いた。「エンジンがなくなり、いくつかの部品メーカーは仕事を失う。社会的な影響も考慮しながら取り組む」とソフトな語り口の益子氏。従業員や下請けを思いやる経営者との印象は変わっていなかった。 (山上隆之)

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