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ソウル 出前文化支える胃袋

2018年08月21日

 選挙など深夜まで続く仕事がある日は、支局で弁当を注文する。先日の統一地方選の際には、ソウルに進出している日本のカレー店が候補になった。支局の韓国人スタッフに「出前してくれるお店?」と尋ねたら、「配達専門業者があるから大丈夫」と返ってきた。

 韓国では、出前文化が生活に浸透している。近年、さまざまな店の料理を運ぶ配達専門業者が誕生し、さらに裾野が広がった。スマホのアプリを使って簡単に注文でき、今まで人手の問題で出前をしていなかった店の料理も、自宅や職場で食べられるようになった。

 カード決済やスマホ決済が可能で、配達のスピードも速い。花見をしている公園にも届けてくれる。韓国では、1人で外食をする習慣があまりないため、1人暮らしにも重宝されているという。

 深夜にマンションに帰ると、ピザやチキンを届けに来た人と出くわすこともよくある。「あんな遅い時間に…」と韓国人に話したら、「ピザやチキンは夜遅くに食べるものでしょ」。

 出前文化は、韓国人のたくましい胃袋によって発達したのかもしれない。 (境田未緒)

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