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エジプト・アレクサンドリア 中古車大国の人気は

2018年09月27日

 地中海沿いのエジプト北部アレクサンドリアで深夜、自家用車が故障した。駆け込んだ自動車修理店の店主は私が日本人だと知ると「すぐ直してやるから自動車会社を紹介してくれ」と持ち掛けてきた。日本車部品を手に入れたいのだという。

 エジプトはほかの途上国と同じように中古車大国。イタリアのフィアットが1970~80年代に製造した「131」やフランス車「ルノー5」、旧ソ連車の「ラーダ2101」など…。あちこちで年代物が現役で活躍している。右ハンドル車の輸入が禁止され、日本車の完成車は他国からの並行輸入品だ。90年代前半に生産された7代目トヨタ・カローラを見つけた。

 修理しながら長く使い続けられるために人気なのが、高品質な日本製の部品だ。解体車を輸入して、エンジンなどを日本製に入れ替えた中古車の方が高く転売できるという。車好きな知人は「今の車はほとんどが電子制御。自分で修理できる古い車が使いやすい」と話す。

 自宅エレベーターが最近、操作盤がタッチセンサー式の最新式に替わった。何となく使い慣れないのは、ここの生活になじんだ証拠かも。(奥田哲平)

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