2018年10月05日
インドネシアで8月18日に開幕したジャカルタ・アジア大会。日本代表選手の戦いぶりとともに、気になるのが赤道に近い当地の暑さだ。2020年東京五輪の試金石になるとして、選手や各競技団体はさまざまな対策を講じるという。
ところが、この時季のジャカルタの最高気温は33度程度。「意外に涼しいね。風も心地良い」。猛暑続きの日本から乗り込んだ山下泰裕選手団長は拍子抜けの表情だった。
私にとっては、むしろ寒さ対策が課題となった。結果を速報するため、アジア各国の記者が集結するプレスセンターは、メインスタジアム横のコンベンション施設のホールに置かれている。室内の冷房がガンガンに効いていて、とにかく寒い。
現地入りして早々、風邪をひいたようで、のどを痛めてしまった。「これはまずい」と、近くのショッピングセンターに駆け込んで長袖セーターを買ってきた。東南アジアでは、冷房を強めにすることが訪問客への「おもてなし」の1つと考えられている。厚意を無にするつもりはなく、9月2日までの大会期間中は自己防衛して乗り切りたい。 (山上隆之)