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上海 潜在需要大きいはず

2018年10月25日

 北海道地震の被災者が携帯電話の無料充電サービスに殺到していた。そのニュースをテレビで見ていて、上海支局の引き出しにしまい込んでいたものを思い出した。以前に取材した太陽光パネル大手のGCL(中国名・協●(シエシン))でもらった、パネルを埋め込んだ携帯の充電器だ。

 停電で威力を発揮する。12センチ四方で薄く、重さ100グラムほど。「おもしろグッズかもしれないが、普段使いにはちょっと」とほったらかしておいた小物がにわかに輝いて見えてくる。

 これを私にくれた同社の◆建邦(とけんほう)さんに聞くと、売り物ではなく「お客さんへのおみやげ用」とか。防災グッズになるという意識はあまりなかったようだ。

 ネットには「ソーラー充電器」の名称で日本の国産品も出ている。価格帯は1500~4000円。太陽光パネル生産で世界を圧倒的にリードする中国企業なら、さらに低価格で商品化でき、防災グッズとしての認知度も一気に上がるかもしれない。

 「防災意識が高い日本で手ごろな値段で売り出せば、かなり需要があるのでは」と持ち掛けると、◆さんは「上に提案してみましょう」とまんざらでもなさそうだった。 (浅井正智)

※●は金が三つ
※◆はさんずいに余

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