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ロシア・ユジノサハリンスク 子ども鉄道に伝統!?

2018年11月09日

 ロシア極東サハリン(樺太)の中心都市ユジノサハリンスクのガガーリン公園では「子ども鉄道」が運行されている。大人がサポートするものの、安全確認や車内業務、運転まで11~15歳の子どもたちが行う。池の周囲を巡る1周15分の路線に乗ってみた。

 3両編成で切符は1枚130ルーブル(約230円)。わずかな乗車時間とはいえ、車内では検札もあった。途中の停車駅も用意されていて本格的。森の中をのんびりと走る列車に揺られ、出張で訪れた地で、短い旅気分を味わった。

 サハリンの子ども鉄道の歴史は古く、1954年に運行開始。運営するロシア鉄道によると、ロシア全土25カ所に同様の子ども鉄道がある。鉄道業務に親しんでもらい、専門学校への進学や将来の就職を促す狙いなのだという。

 少し気になったのは、子どもたちにまるで愛想がなかったこと。出発前に運転席の少年にカメラを向けると、そっぽを向いた。緊張感を持って運行しているのかもしれないが、仏頂面までロシア鉄道の伝統として指導しているのなら、若いうちに意識改革を願いたい。 (栗田晃)

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