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ソウル 運転マナーの改善を

2018年11月28日

 「3年間暮らした韓国はどうだった?」。帰国を控え、友人たちから感想を求められる。「90パーセント以上は大好きだよ」と前置きした上で、直してほしい点として必ず挙げるものの一つが運転だ。

 速度違反や路上駐車、方向を示さない右左折は日常茶飯事。オートバイは歩道での走行も信号無視も暗黙裏に認められている。タクシーに乗ったり子連れで歩いた際、危険を感じることが何度もあった。

 10月のある日、タクシーの多くがソウルの路上から姿を消した。理由は運転手らの組合のスト。スマホのアプリで、目的地の近い人たちが自家用車を相乗りできるサービスが始まるため、危機感を抱いたのだ。

 日本の数分の1の料金で気軽に利用できるタクシーが消えて、混乱発生か-と思いきや、市民は意外と冷静。ネット上では「業界は権益ばかり主張している」と批判が飛び、車通勤の知人は「乱暴なタクシーがいなくて快適だ」とまで言った。

 深夜に近距離の乗車を断ったり、乱暴に運転する一部ドライバーへの不快感には共鳴できる。アプリの登場が、運転マナーを見直す契機になるといいのだが。 (上野実輝彦)

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