
マウンテンバイクで走るとバリの日常の光景が身近に見えてくる=いずれもインドネシア・バリ島で
15年ぶりにバリを訪れた。テロ事件などの影響で足が遠のいていたが、ヒンズー教と豊かな自然に密着した「神々の島」では、変わらぬ伝統文化が魅力を放っていた。
高級リゾートホテルが立ち並ぶ南部のヌサドゥアから車で2時間。北東部に広がるキンタマーニ高原からマウンテンバイクで25キロを一気に下り、バリの日常を体感するコースに挑戦した。
のどかな農村地帯の道路は、舗装されてはいるが、でこぼこが多く、草が茂るけもの道もあって、ちょっとした探検だ。熱帯雨林を抜けてくる風を受けながら、猛スピードで坂道を下っていくのは疾走というより暴走気分。最初は慎重にハンドルを握っていたが、次第に景色を楽しむ余裕も出てきた。
一面の緑がまぶしいライステラス(棚田)は日本人なら懐かしさを覚える風景だ。青々とした稲が強い日差しに照らされてキラキラ輝いている。村祭りの練習だろうか、やわらかな音を奏でる伝統楽器ガムランが聞こえてくる。
何だかほっとする光景だが、周囲にはバナナやヤシの木が茂り、やはりここは熱帯の異国なのだとわれに返った。ガイドさんの説明では、コメの収穫は年3回行われる。場所によっては黄金色の稲穂が垂れ下がった収穫直前や刈り取った後が見られた。




















