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シンガポール 進化する熱帯リゾート

空中庭園を設置する建設中の3棟のホテル(左)と高層ビル街。中央奥にセントーサ島が見える=シンガポール・フライヤーから

空中庭園を設置する建設中の3棟のホテル(左)と高層ビル街。中央奥にセントーサ島が見える=シンガポール・フライヤーから

  海辺にそびえる高さ世界一(165メートル)の観覧車シンガポール・フライヤー。頂上付近に近づくと、美しく、壮大な市街地の街並みが眼下に広がった。

 南側の海にはインドネシアの島々、逆のシンガポール川両岸には、緑をたたえた官庁街や林立する高層ビル群が見える。海に面して三つ子のように並ぶ3棟のホテルが伸びつつある。

 英国植民地時代の面影を残す建物も見えるが、新たな変貌(へんぼう)はやまない。東京23区なみの約700平方キロの国土は、飽くなき変化へ強いエネルギーを放つ箱庭のようだ。

 三つ子の高層ホテルの建設が進むのは高級総合リゾート「マリーナ・ベイ・サンズ」。7月にはホテル屋上が一つにつながれ、空中庭園になる。担当者は「庭園の広さは一ヘクタール。エアバスA380(約73メートル)が四機半並ぶ長さです」と誇らしげ。

 650本の樹木で緑化し、プール、高級レストランなどがある。ホテルの周りに会議場、劇場、カジノなどを備え、年末にオープン予定だ。

 本島南のセントーサ島でも、約49ヘクタールの敷地に、6つのホテルや会議場などを備える「リゾート・ワールド」が建設中。東南アジア初のユニバーサル・スタジオや、70万匹以上の魚を遊泳させる世界最大の海洋水族館など、こちらもスケールが大きい。「1万人の直接雇用を見込む」と広報担当のアンジェリン・ングさん。どちらもビジネスマンや家族の取り込み、経済浮揚も狙う大掛かりな施設だ。

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