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冬の道東 北海道 伝説息づく青い摩周湖

真っ青な摩周湖。正面に斜里岳、右にカムイヌプリが見える=北海道弟子屈町で

真っ青な摩周湖。正面に斜里岳、右にカムイヌプリが見える=北海道弟子屈町で

 冷たい風に身を縮め、展望台に上ると、「摩周(ましゅう)ブルー」といわれる鮮やかな青が目に飛び込んできた。北海道東部・弟子屈(てしかが)町にある摩周湖は、火山の火口部が陥没し、雨水がたまってできたカルデラ湖。川から水が流れ込まないため、世界有数の透明度が保たれているという。

 右に見えるカムイヌプリ(摩周岳)は、アイヌ民族の言葉で「神の山」。湖に浮かぶ小さな島は「神のようなおばあさん」という意味のカムイシュ島。これら不思議な名にまつわる伝説を、阿寒バスのバスガイド千葉史織さんが教えてくれた。

 -昔、コタン(村落)同士の争いがあり、村おさの母が孫を連れて逃げたが、離ればなれに。摩周湖にたどり着いたおばあさんはカムイヌプリに一夜の宿を借りたが、眠っているうちに小島に姿を変えた。今も湖に人が近づくと、孫が来たと思ったおばあさんがむせび泣き、霧や雨をもたらす-。

 「冬はよく晴れますが、初夏はまさに『霧の摩周湖』。神秘的ですよ」と千葉さん。夏の再訪を心に誓った。

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