「ガーデンシティー」と呼ばれる、東南アジアで最も近代的で美しい国と言われるシンガポール。南部のセントーサ島には今年になってリゾート施設が次々とオープンしている。大勢の観光客でにぎわう常夏の楽園を訪れた。
シンガポールは、大小60以上の島が集まり、本島は淡路島ほどの大きさ。国名は、サンスクリット語で「ライオンの都市」を意味する「シンガプーラ」に由来する。東南アジアの交通の要衝であり、観光立国を目指して大規模な開発が進む。政治、経済の中心であるシンガポール本島からタクシーで、ケッペル水路に架かる橋を渡るとセントーサ島。中心部にはシンボルというべきマーライオン・タワーがそびえ立つ。高さは37メートル。国内に5体あるマーライオンの中では最大だ。
1階からエレベーターで頭頂部に昇ると展望台。熱帯林に覆われた緑豊かな島全体を見渡す。時折吹く潮風が心地いい。階段を下りて口の部分の展望デッキへ。人の頭よりも大きな牙が上下左右に生え圧倒される。眼下には、今年開業した「ユニバーサル・スタジオ・シンガポール」(USS)をはじめとする総合リゾート施設「リゾート・ワールド・セントーサ」が広がっていた。
東南アジア初となるUSSは、7つのテーマゾーンと18の独自アトラクションが自慢。正面広場の「UNIVERSAL」の文字が浮かんだ地球儀の前では、記念撮影する人の波の中でインド風のサリーを着た女性らがほほ笑んでいる。多民族国家らしくシャッターを切る掛け声の言語もさまざま。飲食店にはイスラム教徒向けの食事ができる「ハラル」のステッカーが張られていた。




















