月末月初は善男善女であふれかえる商売の神様
「商売繁盛のお稲荷さん」として知られ、毎月末に、まるで大晦日かお正月の初詣と見間違えるほどにぎわう「夜市」は知る人ぞ知る名所である。室町時代に八幡太郎義家の子、義隆が先祖の御霊を「千代に保て」と宝剣を与えられ、この地に祀ったのが始まりといわれ、「おちょぼさん」の愛称で親しまれている千代保稲荷を訪れた。しかしながら、長良川と揖斐川にはさまれた田園地帯に、このにぎやかな門前町は、一種独特な雰囲気を醸し出している。
いつからか、ここの名物「串カツ屋さん」の前には多くの人集りが。家族や仲間と盛り上がりながら立食いするのが楽しい。「ひとりで10本も20本も食べる人もたくさんいる」とご主人。漬物屋さんでは、実にさまざまなな漬け物が揃えられており、そのほとんどが試食可能。ついつい食べ過ぎてしまう。そして目に留まる「ナマズ料理」の看板。ウナギに比べると脂っこくなく、白身であっさりとした味だという。さらに加えて露天の唐辛子屋、ゼリー屋、お好み焼き屋など参道は実ににぎやか。ここは独特の雰囲気だ。
参拝はまず、ろうそくと油揚げのセット(30円)を購入し、燈明場でろうそくに火を灯す。本殿では、お賽銭とお稲荷さんの好物「油揚げ」を供えてお祈り。他にも3ヶ所お参りする所があるので、反時計回りに廻るといい。商売されている人たちの名刺が至るところにたくさん差し込んであるのは「おちょぼさん」の特徴だ。(取材日:2007年8月4日)
























