全国から選び抜かれた追分の歌い手がのどを競う「江差追分全国大会」
江差といえば、日本を代表する民謡の江差追分の本場。毎年9月第3週の週末、全国ののど自慢が日本一を競う「江差追分全国大会」が開かれる。江差訪問のもう一つの目的であった。
かもめの鳴く音にふとめをさまし あれがエゾ地の山かいな
会場の江差町文化会館には、平場のフロアに聴衆たちがシートを敷いて陣取り。横になったり、談笑しながら、くつろいだ様子。
コンクールというより、余興気分が漂うが、さすがは本場。出演者が少しでもコブシを外すと「アーァ」とため息。耳が肥えている。
4年前の優勝者、寺島絵里佳さん(24)を勤務先の江差追分会館に訪ねた。地元では有名な寺島三姉妹の長姉。
「何度歌っても完ぺきには歌えない。そんな奥深さが魅力」。風土に根差す民謡と歴史ロマン。暮れなずむ江差を後にした。
文・写真 長谷義隆
(2007年10月12日 夕刊)





















