貴重な食材を美味しく活かして
蒲郡ブランドへ
蒲郡市は、鱧やあさりといった海の幸はもちろん、三河ポーク、みかんといった名産品も多い。
また約1200年ほど前に僧行基が発見したと伝えられる、由緒正しき三谷温泉やラグーナ蒲郡にも、若い世代も集まるようになってきた。しかし、あまり耳にしない「蒲郡ブランド」があるのをご存知だろうか?それは房総半島から日向灘の水深200~400mの砂泥底に生息する「アカザエビ」。7月・8月は禁漁のため9月以降翌年6月までの10ヶ月間水揚げされる。深海で生息しているため、養殖できず、県内では漁獲船も4隻、さらには漁獲量も少ないため、かなり貴重な食材といえよう。
その貴重なアカザエビを美味しく調理し「蒲郡ブランド化」に尽力している方の一人が、三河湾を眺望する天然温泉リゾートホテル「松風園」料理長 竹内さんだ。厳選された三河湾の恵み、こだわりぬいて作られる懐石料理。その中に光輝く「アカザエビ」と出合った。アカザエビ本来の味を堪能できる刺身をはじめ、エビの身を半割にし、クリームソースとチーズをのせオーブンで焼き上げる、テルミドールという料理がメインだ。伊勢エビやオマール海老のようなメインにもなってしまうアカザエビ、肉質は柔らかく、上品な甘みは口の中でとろけてしまう。
そしてもう1つ注目され始めたのが「ノルディックウォーキング」だ。クロスカントリーの選手が夏の間の体力維持・強化トレーニングとして行っていた、2本のポール(ストック)を使った歩行方法。近年、エクササイズやフィットネスの1つとして広がりをみせ、インストラクターの資格を取得することも出来る。
ここ蒲郡では4年前から「癒しとアンチエイジングの郷推進協議会」を設置し、健康をテーマにした活動を熱心に行っており、去年の10月31日には竹島園地周辺において「第1回がまごおりノルディックウォーキング大会」が行われた。「ノルディックウォーキング」は、通常のウォーキングに比べ、ウォーキングポールを持って歩くことによって腕や肩などの上半身の筋肉を動かすため、エネルギー消費量が約20%上昇、下半身や腰にかかる負担も軽減されることから、今後ますます始める方も多くなりそうだ。

アカザエビは殻が硬く棘も多いが、ねっとりとした甘みが強く味が濃いので、刺身で食べるのも格別。旬は冬から春にかけて。西浦・形原漁港に近いがまごおり温泉郷は水揚げされる港直近なので一番おいしくいただける。

蒲郡市街から東名高速「音羽蒲郡IC」に向かう途中のミカン畑にある「清田の大クス」は愛知県で一番の巨樹で幹周り14.3m、樹高22m、樹齢1000年の国指定天然記念物。明治初期までこの辺りはクスの樹海だったそうだ。
アカザエビという名称は知らなかったが、見たところテナガエビだし…と思っていたが、どうやら少し違っていて日本ではテナガエビは淡水生で全く違うエビを指すらしい。それにしてもがまごおり温泉郷の料理長さんたちが集まり、この深海に生息するエビをブランド化していくという話はアツいものがあって、ぜひ応援したい気分にさせてくれた。
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