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愛知県半田市 蔵のある町並み 穏やかに流れる運河と、酢の香りに包まれた醸造の街

200年かわらぬ街の香り。運河を歩き、歴史に触れる

建物の2階は、昔の酒造り道具や再現されたこうじ室が展示され、300年を越える知多半島の酒造りに触られる。

酒や酢、味噌、醤油などの醸造業が盛んな半田市。その歴史は古く江戸時代から続き、穏やかに流れる半田運河沿いには、今もなお醸造業を営む蔵が立ち並んでいる。半田ならではの景色と香りが楽しめるのも、この運河沿いのエリアだ。黒い板張りの壁が運河に沿うように続き、どこからともなく甘い酢の香りがただよう風景は、環境省の「かおり風景100選」に選ばれたほどである。

そんな黒壁の蔵の一角に、博物館「酢の里」がある。米ではなく、酒粕を原料とした「粕酢」が誕生した半田。ここでは約200年続く粕酢づくりの歴史を垣間見ることができる。醸造業と同じく盛んだった海運業により、半田の酢は江戸へ運ばれ、全国へと広がっていったという。

もうひとつ、この街に古くから伝わるのが、酒づくりだ。酢の里から北へ600mほど歩いた先にある「酒の文化館」には、当時使われていた道具などが展示されている。展示品を眺めていると、歌を口ずさみながら酒をつくる職人たちの姿が目に浮かぶようだ。

現在は機械化が進み、昔の姿を見ることはできない。しかし、運河沿いの景色は、200年たった今も黒壁の蔵を水面に映し、かつてのまま静かに時を刻んでいる。(取材日:2006年10月25日)

食 8種類のお総菜が入った「うさぎ屋弁当」(1,800円)。さっぱりとした酢の物や、ほんのり甘さが広がる煮物など、さまざまな味が楽しめる。

8種類のお総菜が入った「うさぎ屋弁当」(1,800円)。さっぱりとした酢の物や、ほんのり甘さが広がる煮物など、さまざまな味が楽しめる。

買 紺屋海道に香ばしい煎餅の匂い。明治8年から店を構える「米市商店」の手焼き煎餅(300円~)。大豆100%の傳右衛門溜(でんえもんたまり)の味は絶品。

紺屋海道に香ばしい煎餅の匂い。明治8年から店を構える「米市商店」の手焼き煎餅(300円~)。大豆100%の傳右衛門溜(でんえもんたまり)の味は絶品。

調 日本で唯一の酢の総合博物館。発酵課程の見学は、ここでしかできない貴重な体験。

日本で唯一の酢の総合博物館。発酵課程の見学は、ここでしかできない貴重な体験。

行

◎車の場合/知多半島道路「半田中央IC」15分
◎電車の場合/JR武豊線「半田」駅より徒歩5分

半田市中村町2-6(博物館「酢の里」)
半田市東本町2-24(酒の文化館)


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取材担当者から

名古屋から半田はあえて観光には行かない気がする(私個人として)が、歴史と文化がしっかり根付いた町なんだと感心させられる。そうそう半田は「山車」が有名で、確か5年に一度、総数31台が集結するお祭りがある。というか「灯台元暗し」の自分にあきれた。

みんなのクチコミ情報

半田といえば「シャンドール」というとってもおいしいパフェのお店があります。季節によって桃や巨峰、ラ・フランス、栗、苺などなどさまざまなフルーツのおいしいパフェが食べられます。いつもとっても混んでいますが、待って食べるだけの価値はあります。

まっこ | 2008年03月07日 20:22

運河に面した土地いっぱいに、黒い風情のある建物が並ぶ。よくぞ戦火を耐え抜いた。お酒や酢や味噌醤油など、これこそ職人による、我が日本の伝統を感じさせる、大変趣のある町並みです。のんびりと見学するおもしろさ。これは必見です。建物だけでなく、時間の流れをその「自然と人のなせる傑作」のなかにも見て感じることができます。

しらがまじりん | 2008年05月09日 23:00

駅近くのT’sCafeはミツカン創業者の中埜邸を利用した紅茶専門店です。落ち着いた雰囲気の中で優雅にお茶が楽しめます。国盛酒の酒蔵や酢の里の工場見学も楽しいです。

まねきねこ | 2008年07月08日 9:18

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