200年かわらぬ街の香り。運河を歩き、歴史に触れる

酒や酢、味噌、醤油などの醸造業が盛んな半田市。その歴史は古く江戸時代から続き、穏やかに流れる半田運河沿いには、今もなお醸造業を営む蔵が立ち並んでいる。半田ならではの景色と香りが楽しめるのも、この運河沿いのエリアだ。黒い板張りの壁が運河に沿うように続き、どこからともなく甘い酢の香りがただよう風景は、環境省の「かおり風景100選」に選ばれたほどである。
そんな黒壁の蔵の一角に、博物館「酢の里」がある。米ではなく、酒粕を原料とした「粕酢」が誕生した半田。ここでは約200年続く粕酢づくりの歴史を垣間見ることができる。醸造業と同じく盛んだった海運業により、半田の酢は江戸へ運ばれ、全国へと広がっていったという。
もうひとつ、この街に古くから伝わるのが、酒づくりだ。酢の里から北へ600mほど歩いた先にある「酒の文化館」には、当時使われていた道具などが展示されている。展示品を眺めていると、歌を口ずさみながら酒をつくる職人たちの姿が目に浮かぶようだ。
現在は機械化が進み、昔の姿を見ることはできない。しかし、運河沿いの景色は、200年たった今も黒壁の蔵を水面に映し、かつてのまま静かに時を刻んでいる。(取材日:2006年10月25日)
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◎車の場合/知多半島道路「半田中央IC」15分
◎電車の場合/JR武豊線「半田」駅より徒歩5分
半田市中村町2-6(博物館「酢の里」)
半田市東本町2-24(酒の文化館)
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取材担当者から
名古屋から半田はあえて観光には行かない気がする(私個人として)が、歴史と文化がしっかり根付いた町なんだと感心させられる。そうそう半田は「山車」が有名で、確か5年に一度、総数31台が集結するお祭りがある。というか「灯台元暗し」の自分にあきれた。

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