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市之倉さかづき美術館 人間国宝や巨匠の名作から、地元作家作品まで。盃を一同に集めたユニークな美術館へ

盃をテーマに
種類豊富な作品を展示

 1年の中でも年末年始は、酒宴の席が増える時期。ビールグラスと同じくらい、盃を手にした人も多いだろう。そんな盃をテーマにした美術館が陶器の町、多治見にあるというのでさっそく出かけてみることにした。

 市之倉は日本最大の盃の産地として知られるスポット。平成14年にオープンしたこの美術館では幕末~昭和にかけて市之倉で作られた盃をはじめ、他産地の盃や変わり盃など1500点が展示されている。館内にはさかづき展示室をはじめ8人の巨匠の茶碗がディスプレイされた巨匠館、世界の酒器展示室、市之倉の名工展示室などがあり、見ごたえ満点だ。なかでも地元から生まれた人間国宝や巨匠の秀逸な作品は圧巻。また青銅器やガラスなどの酒にちなんだ工芸品も美しく目を見張るものばかり。一口に盃といっても、こんなに種類豊富でこんなに美しく芸術的なものがあるのかと、あらためて感動する。

 たっぷりと時間をかけて盃を鑑賞した後はミュージアムショップへ。ここには102のボックスギャラリーがあり、漆器や木工、染色などさまざまなジャンルの作家作品が並ぶ。おみやげや贈り物にもぴったりの一品が見つかること間違いない。

 他にも石窯で焼いたピッツアがいただけるレストラン、さまざまな個展が楽しめるギャラリーなども。楽しみながら芸術に触れられた、充実した休日となった。

楽

幕末から昭和時代に製造された精緻な市之倉の盃をはじめ、京都や九谷などで製造された盃、地元の輩出した人間国宝・巨匠の作品を展示。その焼き色の美しさ、フォルムのすばらしさに目を奪われてしまう。

買

ミュージアムショップ/ミュージアムショップ内にある「ボックスギャラリー」には陶芸をはじめガラス、漆器、木工、染色など様々なジャンルの作家作品が並ぶ。気に入った品を日常使いにしてみてはいかがだろう。

知

市之倉さかづき美術館より歩いて3分の所に由緒ある幸兵衛窯がある。文化初年(1804年)初代加藤幸兵衛により、美濃国市之倉郷にて開窯され、間もなく江戸城本丸、西御丸へ染付食器を納める御用窯となった窯元だ。

旅だよりフォト

取材担当者から

すばらしい芸術作品の盃を観るのはもちろんだが、ここでは陶芸教室(要予約)や絵付け教室(主に週末開催)なども行われる。実際に自分で世界にひとつだけの陶器を作ってみるのもまたおもしろい。併設する「クープ ドゥ シナモン」のピッツアは具だくさんでパリパリ。ぜひご賞味を。また周辺の街の雰囲気もとてもよく、帰りに土岐のアウトレットに行くのもおすすめのコースである。

アクセス

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中央自動車道「多治見」ICより20分
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JR中央本線「多治見」駅下車。タクシー又は東鉄バス(下半田川行)で15分、 「市之倉」下車
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岐阜県多治見市市之倉町6-30-1

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