翌朝、マレーシア政府観光局主催「フローラフェスタ2008」のパレードが、海沿いの通りで行われ、見学した。地元の観光の目玉を色とりどりの花でかたどった山車が目の前を通る。例えば、ランカウイ島の山車は島のシンボルの巨大なワシや熱帯魚、マラッカ州の山車は、ポルトガルが1511年に築いたサンチャゴ砦(とりで)の門など、観光スポットが一目瞭然(りょうぜん)。山車の上から手をふる美人に観客の若い男の子たちもうっとり。盛んに声をかけていた。
400人近い踊り子たちの衣装も、世界最大級の花として有名なラフレシアや緑の木々をイメージしたものなどさまざま。テントウムシやミツバチになった子どもたちの一生懸命なダンスは、くぎ付けになるほどかわいらしかった。
ジョホールバルの街角には普段から花々があふれている。ランブータンなどのフルーツの木もあちらこちらの庭先にあって、南国らしい雰囲気を盛り上げていた。
マレーシアはトロピカルフルーツの観光農場がいくつもある。その一つ「デサル・フルーツファーム」を訪れた。シンガポールからの観光客で連日にぎわうという。
商品出荷もしているというだけあって、農場の雰囲気がそのまま楽しめる。園内はジャックフルーツ、スターフルーツ、ドラゴンフルーツなど100種類もの豊富さ。一巡りした後に、山盛りのカットフルーツを目の前に、最後にもう一度、特大の完熟ドリアンをほおばった。
文・写真 折尾裕子
(2008年8月29日 夕刊)




















