国宝級の社殿は壮大そのもの!
学問の神様へ粛々と参拝
京都市民から「天神さん」の愛称で親しまれる北野天満宮。特に学問の神様として知られ、この時期は多くの受験生が訪れることでも知られる。特に受験を控えている訳ではないが、学問の神様にあやかってさらにさまざまなことへの向学心を高めようと、参拝に足を延ばしてみた。
北野天満宮は菅原道真を主祭神とし、相殿に中将殿(道真の長子・高視)と吉祥女(道真の正室)が祀られている。菅原道真が学問の神様として崇められるようになったのは、その昔、菅原家が学問をもって朝廷に仕えていたことに始まるといわれる。なかでも道真は5歳で和歌を詠み、10歳で漢詩をたしなむ天才だったという。「その天才にあやかりたい」という想いから、道真を祀る天神様はいつしか学問の神様として信仰されるようになったのだ。北野天満宮は全国約1万4000社の天満宮の総社であり、福岡の太宰府天満宮とともに天神信仰の中心となっている。
境内に入るとその厳かな雰囲気にまず圧倒される。中でも豊臣秀頼が造営した社殿は国宝の指定を受けるほど壮大な八棟造。往時の絢爛豪華な桃山文化を彷彿とさせるものだ。また切妻造の東門や、彫刻が見事な三光門、歴史上貴重な「日本書紀」をはじめ数々の重要文化財がおさめられている宝物殿などもすばらしい。毎年10万もの絵馬が奉納される絵馬掛所には「希望の大学に合格しますように」と切なる願いを書かれた絵馬が見られる。ふと、学生時代を思い出し懐かしい気分に。どこかノスタルジックで優しい気持ちになれた1日だった。
境内に足を踏み入れたとたん、懐かしい気持ちがよみがえった。今を去る事数十年前、まさに祈るような気持ちで受験合格を願って参拝したあの日を思い出す。時を経て訪れてみても、敬虔な気持ちにさせられる大社だ。ところで道真公はことのほか梅を愛した事でも有名。2月になると境内には50種約2000本の梅の花が咲き乱れ、梅花祭も開催される。こちらもぜひ訪れてみてほしい。
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