朝靄は別世界へ導く
「清里」というとカラフルなリゾートファッションに包まれた若い女性のイメージが強いが、小雨降る霧がかった朝の清里はまったく別の街になる。駅前の店も電車もジョギングしている人もいない。静かで落ち着いた高原の街だ。
8月24日朝7時14分、気温14℃。名古屋では考えられない環境の中で「北里美術館」の前を通る。森に囲まれた三角屋根のここはアールヌーヴォーのステンドグラスがステキだが、今はメタリックなタイル貼りの壁が白くかすんで無機質だ。
「清里の森」も野菜売りのおばさんが高原野菜を箱から出しているほかにはまだ人影はなかった。どこかで朝食を摂りたいと思い、「清泉寮」に向かう。8時11分、宿泊していた人たちが散歩のためチラホラ外に出てきている。清泉寮といえばソフトクリーム。開店は9時。濡れたテラスで富士山を眺めながらぼんやりと時間を過ごす。
ゆっくり時間が流れるのもいいものだ。と、しばらくすると大勢の中年女性の声が。9時ジャスト観光バスが到着。やっといつもの活気が戻ってきたようだ。
実は、靴が泥だらけなので「八ヶ岳リゾートアウトレット」へ行くことにした。高原の傾斜を活かした立地に71店が7つのブロックにあり、ドッグランも整備されている。また犬を連れてショッピングする人も多く、リゾートらしい雰囲気はたいへんよかった。(取材日:2007年8月24日)




















