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青島 ビロー樹の茂る林に朱の神殿 島を囲う天然記念物

今なお欠かさない、
大盛り上がりの「神事」

 「宮崎をどげんかせんといかん」という東国原英夫知事の言葉もまだ耳に新しく、知事の発言どおりマンゴーや宮崎地鶏、東国原知事の似顔絵イラストの描かれた宮崎名物が目につくようになった昨今。

 そんな宮崎の、日向灘に面する宮崎空港から1時間と少しのところで、日本神話と縁の深い、周囲1.5km、高さ6mの小さな島「青島」が出迎えてくれる。日本神話「山幸彦と海幸彦」に登場する彦火火出見命と豊玉姫命、そして塩筒大神をご祭神として祀る「青島神社」は、海洋に対する信仰が深く、島自体が崇められていたため、江戸の時代まで決められた時にしか入島が許されなかった禁足地であった。なので今なお神事は欠かさず、春祭・夏祭・冬祭と老若男女問わず多くの人々が参加する。春祭の島開きに始まり、夏祭には万全の準備を重ね臨む、若者による御輿の渡御が行われる。家内安全と若者が「一人前」として認められる意味合いも持ち、渡御の後、豊漁を願い島の周りを2周する。数十隻の漁船が大漁旗をはためかせ隊列を組む姿は壮観。冬祭は毎年成人式の日の祝日、男女共に200人程が裸(!?)で海に入り禊を行い身を清める。祭事を見物に来る観光客も多く、賑わいを見せる。

 青島を囲む太平洋の海岸沿いには、通称「鬼の洗濯板」と呼ばれる隆起海床がある。硬さの違う砂岩・泥岩が約1000万年の月日をかけ、波に浸食されて出来上がった天然記念物。まさに自然が造り上げて来た芸術だ。島を囲う熱帯植物も「青島亜熱帯性植物群落」として国の特別天然記念物に指定され、今も変わらず青島神社を守っている。鵜戸神宮もまた、豊玉姫が彦火火出見の子を生んだ産屋であり、神聖な雰囲気を持つ場所として、多くの観光客に愛されている。日本神話の時代から変わらない、ビロー樹の茂る林に朱の神殿。縁結、安産、航海に交通安全を見守ってくれているに違いない。

食

名物「日向夏」の和菓子。小さな段ボール箱が素敵でお土産にも喜ばれること間違いなし。

知

柔らかな緑葉が下垂する優美な姿の八丈島特産のヤシを宮崎の各地で目にすることができる。宮崎県のシンボルとなっている。

知

宮崎市内でも青々とした木々の中の青島神社を望むことが出来るくらい、緑と朱、そして広大な太平洋の青のコントラストが鮮やか。

旅だよりフォト

取材担当者から

小さな島に日本の深い歴史を感じた。日本神話にますますの興味を抱いた。なかなか行く機会の少ないところだが、中身はたくさん詰まった宮崎県を好きになった。

アクセス

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JR日南線青島駅下車徒歩約10分(約800m)
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宮崎県宮崎市青島2-13-1(青島神社)

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