タレント出身の県知事で今話題沸騰のところと言えば-連日のようにメディアがこぞって取り上げる宮崎県とはいったいどんなところなのか。一路宮崎へ向かった。
名古屋から飛行機で一時間強。到着すると、突如スコールのような集中的豪雨に見舞われた。この南国特有の雨は「菜種梅雨」と呼ばれ、三-四月の菜の花が咲く季節に降る雨として現地の人には認識されている。
十五分もすると、青空の広がる南国らしい天気に早変わり。メーン通り中央に雄大にそびえ立つフェニックス、道端に美しく咲くハイビスカスなどが南国宮崎を美しく彩る。
天気も味方したところで、人気の県庁ツアーに参加するため宮崎県庁を目指した。県庁へ続く大通りは、二十八本の楠(くす)並木が大きなアーチを描き、一年を通して鮮やかな緑を輝かせている。県庁楠並木通りと呼ばれるこの道は、リュ・シウォン主演ドラマ「ウェディング」の撮影場所としても有名だ。
この日も、数多くの観光バスが県庁に出入りする盛況ぶり。今回ツアーのガイドをしてくれた県の観光推進課の甲斐ゆかりさん(24)によると、五十代から六十代の女性観光客が多数を占め、一日平均千六百人程度、昨年夏には六千人もの人が詰めかけたそうだ。
昭和七年に建設された宮崎県庁は、戦前から残る県庁で全国で四番目に古い建物。正面玄関中央には樹齢九十七年のフェニックスがそびえ立ち、それを囲うようにビロウ樹やハマユウ、ワシントニアパームなどの亜熱帯性植物が植えられ、南国宮崎をイメージしたガーデニングが施されている。
二十分程度のガイド付きツアーでは、知事室のある二階部分まで入ることができ、知事の「出待ち」をする人たちでにぎわっていた。この日は知事にお目にかかることはできなかったが、約一割の確率で会うことができるらしい。





















