【本文】

  1. トップ
  2. 旅だより
  3. 大石林山と辺戸岬

大石林山と辺戸岬 2億年前の自然とカルストの山々 石林と熱帯の森を歩く

巨大なガジュマルと
石林の中をトレッキング

 名護市を過ぎ、右手には山、左手には美しい海がずっと続く国道58号を北上すれば、沖縄本島最北端「辺戸岬」に到着する。条件が良ければ北に与論島や沖永良部島も見えるという。また本土復帰を願ってここからのろしを上げたそうで、日本祖国復帰闘争の碑がある。岬はサンゴ質の絶壁で、海が荒れるときは半端じゃないそうだ。訪れたときは穏やかで透明度抜群の海だった。また岬へ至る南西岸「茅打バンタ」にある辺戸岬ドームには海底の鍾乳洞で世界的に珍しく、ダイビングスポットとして知られる。

 岬から後方を見ると沖縄本島の固有種で絶滅が心配されている「ヤンバルクイナ」の形をした展望台が望め、その後方に特徴的な形をした山がある。道すがら「大石林山」と標示があったが、まさにあれに違いないと直感できる。駐車場から専用バスに乗って起点である「精気小屋」に到着する。コースはバリアフリーコースと美ら海展望台コース、亜熱帯自然林コース、それに巨岩・石林感動コースの4通り。どうせなら全部制覇しようとまず一番時間がかかる巨岩・石林感動コースを。

 目印の黄色のテープに沿って歩くとすぐに異様な景色に。まずシダやソテツ、それに幹が多数に分岐して石に絡まり、まるで石から生えているように見える多くのガジュマル。石は雨水などで浸食されていろいろな形になったおよそ2億年前の石灰岩で、日本唯一の熱帯カルスト地形だ。さらにここは世界最北端の熱帯カルストでもあるらしい。ギザギザの大小さまざまな形の奇岩とそれに絡まるガジュマルの獣道を進む。蒸し暑い日なのに木陰の薄暗い道は結構涼しい。ほぼこのコースを歩いたところで赤いテープの美ら海展望台コースに続く。相変わらず、奇岩とガジュマルの中を歩くと突然開かれた場所に。眼下に先ほどの辺戸岬と美しい海が眺められる絶景ポイント。岬から眺めたのとちょうど逆になる妙な感じが心地よい。

調

辺戸岬の崖の上から海面まではおよそ30mくらいあるだろうか、しかし引潮でできた岩の水たまりには30mうえから肉眼でも魚が見える。

楽

大石林山のおもしろい形をした石灰岩はそれぞれ命名されており、これは奇跡ならず、奇石の門。紙1枚くらいの隙間が開いていた。

憩

岩に張られたクモの巣が太陽に照らされて美しい姿を見せていた。

旅だよりフォト

取材担当者から

いまだにナビを見て運転することがない自分にとって、沖縄最北端までは結構距離があるのでは…と思っていたが、走ってみると名護から1時間ちょっとで到着した。予備知識を持たず出発することが多いからか、ここが沖縄の祖国復帰ゆかりの地ということに感動した辺戸岬だった。

アクセス

地図を印刷

tt_access_car.gif
沖縄自動車道「許田IC」より国道58号を約90分
tt_access_add.gif
沖縄県国頭郡国頭村辺戸

みんなのクチコミ情報

コメントを投稿

このページの感想や、実際に行ったことのある方のコメントなどをお寄せください。

(必須)
(必須・半角英数)
(200字以内を目安としてください)

下の画像に表示されている文字を「CAPTCHA Code」に入力して送信ボタンを押してください。


投稿についての注意事項

  • あなたのメールアドレスが公開されることはありません。
  • 投稿は中日新聞社が承認後、順次掲載されます。そのためすぐには反映されません。
  • 旅行の相談・質問に個別に回答することはいたしかねます。
  • 投稿についての詳細はこちら

※掲載された文章および写真、住所などは取材時のものです。あらかじめご了承ください。

目的で旅を選ぶ
気分で旅を選ぶ
旅コラム
国内コラム
海外ブログ
国内ブログ
国内&海外ブログ